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一人で彷徨うバンコクあれこれ

シニアのおじさんのバンコク放浪記?です

第39回 料金交渉制を運転手さん側から考えると

 さて、タクシーの印象をいろいろ書いていますが、要するに利用者側の視点からすると非常にイライラする交渉制タクシーですが、タクシーの運転手さん側の視点から見ると、「交渉したくなるのも分かる気がする」というのが、私の得た結論です。

 タイの労働基準法というものの内容を私はほとんど知りませんが、ともかく朝から晩まで、それこそ24時間体制で市街を流しのタクシーが走っているような気がします。

 だとすると運転手さんはいったいいつ寝ているのか?前回の1月末の旅行で、夜10時ごろ利用したタクシーの運転手さんは、交差点で停車するごとに目をつぶっていたりして、「おいおい本当に大丈夫か?」と心配になりました。

 たぶん現在の低賃金では、1日に15時間ぐらい働かないと利益を得られないので、長時間労働やむなしと考える運転手さんが多いのではと推測しています。

 一方で、昼間大きな通りに立っていると、空車マークを点けたタクシーが、それこそ数十秒ごとに通過していきますから、大変な過当競争です。

 さらに運よくお客さんがいても、行き先が渋滞中の場所だったり、一方通行の関係で行きにくい場所だったりすると、内心の落胆は計り知れないなとも思えます。

 それでもタクシー運転手という職業を得て、何らかの収入が確保でき、さらに運賃体型も国が決めているわけですから、それに則ってきちんと仕事をしよう、とまじめに考える運転手さんも多いはずです。

 その意味では運転手さんも二極化しているのかもしれません。ホテル前や深夜の繁華街で、一発勝負を狙って儲けを得ようとする運転手さんと、律儀に深夜でも早朝でもきちんとメーターで走ってくれる運転手さんの二極化です。

 どちらがよいのか、観光客や日本人にとっては自明ですが、働く側からすると、自分の倫理観との相談で、結構悩ましいのではと思えます。

 まあ普通はそんなことまで考えてタクシーを利用する人はいないと思うので、これは運転手さん側の立場に立てばという話です。

 ただこういう事情が推測できてから、私はタクシーの利用がう~んと精神的に楽になりました。基本的には「運転手さんも大変なんだ」という認識ですが、逆に苦労をせずに大きな利益を得ようとするホテル前の運転手さんは断固拒否するようになりました。

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