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一人で彷徨うバンコクあれこれ

シニアのおじさんのバンコク放浪記?です

第354回 経営危機に瀕しているタイ国際航空が心配です

 軽井沢のバス事故以来、急にバス事故の報道が増えたような気がします。もともとあったけどこれまでは報道されなかったのか、実際に多くなっているのかどうかは不明ですが、私が驚いたのは運転している方の年齢です。

 どのバスもシニアと呼ばれる高齢者の運転手でした。今日のニュースに出ていた運転手さんの年齢は70歳ということで、一般の人なら、そろそろ運転免許の返上も考える時期のような気がします。

 こういった方が、若い人たちをのせてバスの運転を行っているわけで、少子高齢化社会の具体的な恐ろしさを感じています。今後この傾向はますます強くなると思われますので、空港へのリムジンバスや鉄道の運転手さん、飛行機のパイロットも徐々に高齢化するはずです。

 目を開けてハンドルを握り、アクセルを踏みつつ10分ほど無意識で運転していたなんていう話を聞くと、これはただ事ではないぞと思えます。

 今回はバスツアーということでしたが、海外旅行に当てはめると、人件費を削るために、大手航空会社を退職した高齢者をパイロットとして雇う航空会社もあると思えます。

 現状のLCCのパイロットの平均年齢と、大手航空会社のパイロットの平均年齢を比べたらら差が出るのかどうか気になるところです。

 一方、韓国や中国で重大事故が起きるたびにマスコミは安全性の不備を指摘し、「日本は安全だ」という意識を作り出していたかに見えましたが、格安と呼ばれるブランドを展開しているような会社の意識は、安全よりもコスト優先になっているということが露わになったように思えます。

 そう考えると、やはりいつの時代でも「安かろう」は「悪かろう」に直結していますから、旅行をする際もそういった意識を常に持たないといけないなと思います。

 今日のバンコクポストには「タイ国際航空」が所有する、海外、国内向けのオフイスを、経費削減のため売却という記事が出ています。

 すでに経営危機が叫ばれて、さまざまなテコ入れが行われているようで、その一環として頻繁に安いキャンペーン価格がネットをにぎわせています。

 タイ国際航空と言えば、タイを代表する会社であり、一度は破たんした日本のJALに該当する会社だと思います。よもや整備に手を抜いているということはないと思いますが、度重なる経営危機の話を聞いているとちょっと心配です。

 
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