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一人で彷徨うバンコクあれこれ

シニアのおじさんのバンコク放浪記?です

第35回 必死の思いでタクシーを停車させましたが・・・

 さて道端に立って近づいてくるタクシーを見つめます。すると手を上げなくてもさりげなく近づいてくるタクシー多数。ところが初めてのバンコク旅行では、フロントガラス越しに見えるタクシーの運転手さんの顔つきが、なにやらすべて物騒で悪賢い顔に見えてしまいます。

 これはドンムアン空港の出口付近で送迎のためにたむろしていた群集の顔つきの印象とまったく同じで、要するに「みんな真剣に客を探している」だけなんですが、それが見た目に思い込みもあって凶悪に見えてしまいます

 というわけで、折角歩道上に立ち止まって、今まさに近づいてくるタクシーがいるのに、その顔を見て上げかけた手を下げてしまうものですから、運転手さんも最後は不思議そうな顔をして通過。

 目の前を通過した後で、私のほうは、「なんだ、今の運転手さんは初老の人のよさそうなおじさんじゃないか」なんて印象を改めること数回。

 しかし中には本当にすぐにでも暴走しそうな運転手さんもいて、結局10台ぐらいやり過ごし、最後に「これじゃいつまで経ってもタクシーはつかまらない」と判断。「よし次のタクシーは何が何でも停めるぞ」と決断。

 空車の赤い字を見ていると、するすると近づいてきたので、「あとはもうどうともなれ」と思い、ガイドブックに書いてあった通り手を水平に上げてヒラヒラ。すると予定通り目の前に停車。

 ついに第一段階突破。次は行き先の交渉。ガイドブックには「助手席のドアを開けて行き先を告げろ」と書かれていましたので、遠慮なく開けて「王宮に行きたい」というつもりで口から出た言葉が「パレス プリーズ」。

 すると運転手さんは「ウン」と頷くので、それを待って後部座席に乗り込む(実際には助手席に乗り込んでもいいようです)とガイドブックに書かれていました。

 当然私もそういった経過をたどるだろうと思って行き先を告げたわけですが、なんと運転手さん「ううん?」と言って行き先が分からない様子。

 こういうシナリオにない状態が生まれると、こちらも次に何をして良いか分からなくなり、思考が停止します。しょうがないので「パレス パレス」と何回も叫びますが、やっぱり通じない。

 こちらは「王宮」といえばバンコクのもっとも有名な観光地ですから、すぐに分かってもらえてあっという間に到着と考えていましたから、この展開はまったく意表をつかれました。

 一方運転手さんはこの時点で私が「バンコク初心者である」と見抜いたようで、お得意の笑顔を見せて、「よく分からないけど、とりあえず乗れ」と言います。「乗ってよいのか?」という逡巡はあったものの、路上でやり取りしていても埒が明かないと思い、とりあえず後部座席に乗り込みましたが、苦難は続きます。
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