第159回 チャオプラヤ川の水位下降、海水が逆流?
桟橋から船に乗ろうとするときは、川岸から若干下るようにして桟橋に降りていくわけですが、ここが今回ものすごい急勾配の下りになっていて、手すりにつかまらないとそのまま川の中まで転げ落ちそうでした。
特に女性は皆さんこわごわと降りていましたが、ハイヒールなんか履いていたら大変なことになりそうです。ちょうどこれから雨季に差し掛かる時期で、もっとも水が少ない頃なのかなと思いましたが、それにしても洪水が起きそうだったときと較べると、水面の高低差は数mありそう。
川の両側に建設されている建物の土台はむき出し。建物がないところは川底がむき出しになっていて、船が航行するのにも支障が出そうです。
こりゃ大変な事態だなと思っていたら、6月25日の「バンコク週報」で「治水当局、主要ダムの方水量を削減、来年4月まで」という記事があり、上流部でもかなり水不足になっていることが分かりました。
一方記事では、放水量の削減によって、チャオプラヤ川の水位が下がり、海水が川に逆流してくる可能性があると書かれていて、本当にバンコクという街は、海面との高低差がほとんど無いんだなということがよく分かります。
旅行者の場合、普通のホテルに宿泊すれば、毎日1.5L程度の飲料水が無料で配られるのであまり気にしなくて良いのですが、記事では海水流入によって水道水がしょっぱくなるかもしれないという記述もあり、「え!いったいどんな風に水処理をしているの?」と気になりました。
滞在中、午後3時を過ぎるといつも風が吹き始めました。あ~たぶんどこかで夕立があったんだろうなあと思っていました。実際に5泊した中で2泊はかなり激しい雨に遭遇。
かなり激しい雨というのは、要するに日本で言うところのゲリラ豪雨に相当するかなというものですが、ともかく叩きつけるような雨です。
しかし今回の渇水のニュースを見ると降っているのは市街地だけで、これももしかしたら市街地特有の熱気によって上昇気流が生じているのかなという気もします。
面白かったのは、たまたまオープンエアの店でビールを飲んでいるとき。急に風が吹いてきたと思ったら、ウエイトレスさんがあっというまに外に出ていたテーブルを片付け、厚手のビニールをかけていました。
慣れているとはいえ、その手際の良さにびっくり。一方雨上がりにパッポン方面を歩いたときは、しまいこんだ商品が再びあっというまに屋台に陳列される様子も目撃。
日本ではあまりお目にかかれない光景を楽しませてもらいました。
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おはようございます。川の桟橋がそんなことになっているのですね。上流の中国でもダムをたくさん作っているので、水量がかなり減ってきていると聞きました。マニアックな話になりますが、センセーブ運河のボートは乗られたことがありますか?地元の方が利用するボートです。渋滞がないので、通勤通学の時間帯はぎゅうぎゅうですが・・・ローカル感満載です。
これからの季節、我が家ではトムヤムの出番で瓶入りのペーストを常備してます。エビが安ければトムヤムクンになり、でもたいていはトムヤムガイ(鶏)に・・・トマトを入れるとさらに美味しくなります。ガパオの缶詰もスーパーで売ってますよね。サイアムにある食堂「インター」で食べますが、恋しくなると缶詰を買ってきて 目玉焼きときゅうりのスライスをトッピングして出来上がり♪ 食事がらみの話で・・・タマサート大学の学食は行かれたことありますか?学生たちに混じって30Bだったかカオマンガイ(鶏のっけ飯)を食べた記憶が。ただ、食堂といえども屋根のある屋外なのでワイルドです(笑)
運河ボート、興味はあるのですがまだ利用したことがありません。ジムトンプソンの家を見学しているとき、裏に運があって
そこを時折すごい勢いで船が走っているのを目撃。あ~これが運河のボートなんだと思いました。
チットロム駅から伊勢丹に行ったとき、ちょっと足を伸ばして運河際まで行ったこともありますが、橋から運河を
見下ろして、こんな川の中を航行するのか、とびっくりしたことを思い出しました。地元の人の交通機関なんですね。
ぎゅうぎゅうになった船を見てみたいものです。
トムヤム、想像よりも味はよく、タイのインスタントラーメンの味と同じだということが分かったので、土産に買おう
かなと思ったのですが、スーパーに行く機会がありませんでした。しかし今は日本のスーパーでもタイの食材というか
レトルト製品が結構売られていますね。味はどうなんでしょうか?
今回初めて地元の食堂というところで食べて、なるほどこんなに安くてうまいのかと思いました。今後はこういった
店での食事も増えそうです。学食はさすがにちょっと恥ずかしい?教授か園丁のおじさんと間違えられそうです。(笑)
次はいつ行こうか?その前に8月ハワイです。だとすると9月か10月?そんなハイペースで良いのか?少なくとも
年末には必ず行く予定です。
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