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一人で彷徨うバンコクあれこれ

シニアのおじさんのバンコク放浪記?です

第11回 リムジンカウンターで、タイ人女性と初会話

 ドンムアン空港出口です。今まさに出ようとしているところに浅黒い肌で、目の大きな男たちが多数群れて、なにやらカードを持って奇妙な言葉を大声で叫んでいます。

 どうやらその群集は、その前に一定の境界線があって、そこから内部には入れない様子。しかし出ようとするとその人並みをかき分けなくてはいけないようですが、事前にガイドブックやネットで学習した、詐欺やトラブルの事例が瞬時に頭をよぎり体が硬直。

 まあガイドブックは防犯上多少大げさに書かざるを得ないのかなと今は思っていますが、当時は自分を見ている地元の人間はすべて何か悪賢いことを考えているように見えました。

 というわけで「どうしよう?」と立ち止まったままあたりを見回しますが、一緒に出口を出てきた人は、私が両替をしている間にいつの間にか周囲からいなくなって、さらに孤独感が募りました。

 すでに気づいているとは思いますが、出口付近に群れている人たちは、単に送迎を担当する人たちで、まったく害意はありません。ただ出口付近にぽつんと佇んでいる私の姿が目立つのか、みんながこちらを注視しているように思え、ますます気持ちが萎縮。

 「さてどうするか?」と悩んだとき、傍らのカウンターにいる美しい女性が、ニコニコしながら私に向かって手を振っています。よく分からない大勢の浅黒い群集よりも、ニコニコしている優しそうな女性を選ぶのは必然。

 夢遊病者のようにフラフラと近づいていくと、そこはリムジンの送迎カウンターでした。ついに現地の女性と初めてのコンタクトです。

 向こうは商売というか仕事。こちらは「溺れる者がわらをもつかむ心境」で、事前の学習で「リムジンは信用できる」と分かっていましたので、ちょっと安心。

 目のパッチリした若い女性は丁寧に「どこまで行きますか?」と聞いてきましたが、私は寝不足と極度の緊張で、その言葉を脳が理解しません。

 「えっ何?」という表情で首をかしげ聞き返します。私のほうは、タイ語で話しかけられたと脳が解釈しています。すると受付の女性は私が英語が苦手だと分かったのか、少しスピードを落として話しかけてきました。

 これでようやく理解。「なんだ英語で話しているんじゃないか」と気がつきました。ちなみにタイの人の英語は、今もそうですが、やはり聞き取りにくい。特有の発音や語尾の省略があるように感じます。

 というわけで、中学生英語ですが、何とか意思疎通が始まりました。
 
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