第1081回 ゴーゴバーという店に初入店した時の思い出
さて今日はバンコク関連のめぼしいニュースはありませんでした。高島屋が、チャオプラヤ西岸のミレニアムヒルトン近くに新しくできた商業施設にオープンという記事がありましたが、場所的にちょっと苦戦しそうなところです。
というわけでゴーゴーの思い出の続きですが、初めてのカウボーイ徘徊で、どこの店に入って見ようかと悩みながら歩いていると、たまたま日本人と思われる数名のグループがある店に入るところを目撃。
その店は、表で勧誘している様子は見受けられなかったものの、誰かが入るということに勇気を得て、おずおずと入り口に近づくと、入り口付近に待機しているおじさんが、分厚いカーテンを開けてくれました。
なんだかよく分からないままに足を一歩踏み入れると、ものすごい音量の音楽が鳴っていて、クラシック音楽の優しい音色に慣れている耳に強烈なインパクトを与えてくれます。
正面にステージがあって、そこには多数の若い女性がびっくりするような薄着で並んで体を揺らしています。「うへえ~、こりゃすごい所に来たもんだ」としばしその場で茫然。
まあ初心者丸出しの状態だったろうなと今でも当時を思い出すと苦笑です。当然ながらカモが来たと思われるわけで、あたりを動き回っていたウェイトレスと思われる、ダンサーとは明らかに容姿が異なる子たちが寄ってきて、座席に案内。
言われるままに店内に進み、言われるままに指定された座席に座りましたが、目はステージ上の光景に奪われてしまい、次に何をしたらよいのか失念。
ふと見ると暴力的な音楽の合間に、案内してくれたウェイトレスさんが私を見て盛んに何かを叫んでいますが、何を言っているのかさっぱり分からず、困惑。ますます初心者であることが分かってしまいました。
しばらくすると、ウェイトレスさんも私がさっぱり要領を得ないことが分かったらしく、笑いながら言葉ではなくジェスチャーで、何かを飲む真似をしてくれ、それでようやく飲み物をオーダーしなくてはならないことに気が付きました。
まあそれだけ入店直後のインパクトが強烈で、事前にネットで多少旅行記を読んでいたのに、その内容があっという間に消え去っていたということです。
というわけで、先ずは当時軽くておいしいという噂のあった「クロスター」という銘柄を注文。しばらくするとビール登場。しかしコップが無い。周りの客を見ると、みんな瓶をラッパ飲み。
何から何までカルチャーショックを感じるわけですが、一杯飲んで「うめえ」と思いながらステージを見ると、なにせステージ上には若くて美しい子たちが体をぶつけるようにして踊って?います。
しかもその衣装がかなり刺激的なので、逆にこちらが恥ずかしくなり、最初はなかなかまともにステージを見ることが出来ませんでした。
そんなおどおどした様子が手に取るように分かったのか、近くにいるウェイトレスさんが明るく、「あの子はどう?私はどう?」なんて言いながらちょっかいを出してきて、それを断るのがまた一苦労。
その苦労している(うろたえた)様子が手に取るように分かるのか、ウェイトレスさんも爆笑。つられて苦笑いをしながら、心の中では「はあ~、世の中にはこんな面白い世界もあるんだな」というカルチャーショックを感じていました。
- 関連記事
じつは30数年前にタイを訪れ、
サガに会っています。
じつは30数年前にタイを訪れ、
サギに会っています。
ワット・ポーの近くで声をかけられる、
お寺なら、もっと案内するといわれ、従いました。
近くの小さな(失礼)を案内してくださり、
小さなブッダの粗末なペンダントもいただきました。
お金を支払おうと思いましたが、固辞されました。
対岸にもいい寺があるといわれ、船に乗せられました。
ただ、そのとき、お昼のやや前で、
船を川辺の店に止め、
たぶんパッタイをつまみに、緑色の瓶ビールを、痛飲いました。
川べりの涼しい風が吹き、クロスタービア(グロスター?)と記憶しました。
ずっとあと、タイにまた来るようになって、探したのですが
そのビールをみつけられません。
ちなみに、彼は、ベトナム戦争に、たぶん兵士として参戦し、あまり傷なく帰還されたのかと想像されました。アメリカ合衆国大統領補佐官のことを話題に、けっこう盛り上がりました。
チャオプラヤー川から、戻る際に、河の真ん中で、船のチャーター代を主な名目とする金銭の請求を受けました。
まあ、避けようもないので、支払いました。
それはともかく、
クロスタービアというのは、いまでも飲めますか?
おはようございます。一晩中風が吹き荒れていましたが、今日は青空。蒸し暑いけど気持ちが良いです。
誰しもタイでは最初の頃は様々な面白い体験をしているんですね。ちょっと嬉しくなりました。
私も初めて王宮に行ったときは、タクシーで200B(最初は300Bと言われ、値下げ交渉した結果です)
も取られました。
また王宮周辺でちょっと休憩していたら分かりやすい英語で話しかけてくるおじさんやおばさんがいて
他にももっと良い場所を案内するからどうかと言われ、ふと見ると遠くからさりげなくトゥクトゥクが
近付いてい来る様子を見て、慌てて固辞した思い出があります。
クロスタービアは生産中止でシンハビアに吸収されたのだと思います。個人的にはシンハより
飲みやすいと思っていただけに残念です。最近はハイネケンばかり飲んでいました。シンハは
5本以上飲むと悪酔いするような気がしました。
コメントの投稿
- トラックバックURLはこちら
- https://wander-thai.com/tb.php/1047-8688b4d9