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一人で彷徨うバンコクあれこれ

シニアのおじさんのバンコク放浪記?です

第10回 両替を無事終えて空港出口に向かいましたが・・・

 税関を抜けたら、市街への足を確保する前に両替をしなければいけないということは、事前のガイドブックやネット関連の知識で知っていました。

 ただし最近はスワンナプーム空港では両替はしません。理由は明白。日本に較べれば良いといわれている空港内の両替所も、バンコク市街でやたら見かける両替所のレートに較べるとかなり不利だからです。

 とはいえ、1回目の旅行では空港で両替せざるを得ません。というわけで、数ある両替所の中の一つに向かいます。しかし両替の場所についての記載はあっても、両替の方法(中にいる人とのやり取り)まで詳しく解説しているガイドブック等は見当たりません。

 つまり窓口に立って、なんて言えばよいのか分からない。しかし両替所の前で立っていても埒が明きません。中学生英語で覚えていたのは「イクスチェンジ」だけですから、恐る恐るカウンターに近づいて「イクスチェンジ プリーズ」と言って1万円札を数枚差し出すと、あっという間に両替が成立。

 当たり前ですが、向こうはプロで、到着ロビーの両替所で旅行者がやることは決まっていますので、別段言葉を交わさなくても、何をするかは明白です。

 指定された場所に日本語の漢字でサインをして終了。「なんだ簡単じゃないか」と納得。まあ旅行なんていうのは、初めての経験をいろいろするために出かけるようなものです。

 というわけで、渡されたおもちゃのような紙幣と、何Bに相当するのかまったく不明の小銭をともかく財布に放り込み、置き引きに注意して両足ではさんであったスーツケースの取っ手をもって振り返って出口から出ようとした瞬間、ほっとしたのか急に周囲の喧騒が聞こえてきてびっくり。

 しかも出口付近に浅黒い肌でギョロ目の人たちが大勢群がって、口々に訳の分からないことを叫んでいます。「いったい何事だ。何かよからぬ事件でも起きているのか」と動揺。後からわかったことですが、これは単なる出迎えの人たちです。しかしそのときは腰が引けました。

 「あの群集の中を進んでいくのか?途中身ぐるみはがされるのではないか」という恐怖感が小心者の私の心にどっと押し寄せてきました。

 「こいつはまいった。どうしよう?」としばし呆然として、周りを見渡していたら救いの神?が表れました。(続きます)
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