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一人で彷徨うバンコクあれこれ

シニアのおじさんのバンコク放浪記?です

第523回 病気になって初めて分かったタイの癒し

 なにゆえにバンコク旅行に憧れるのか?物価が安い。食事がおいしい。微笑みの国。人が親切。混沌とした街並み。何が起きるか分からないスリルとサスペンス。日本とは全く違う清潔度。人々の顔つきや物腰。

 まあ人それぞれだと思いますが、今回病気になって長期入院しながら、ベッドの上で「なんでこんなにタイに行きたいんだろう」とつらつら考えて、なるほどそうかと思ったことが一つ。(反論はあるとお思います。個人的主観です)

 結論を書く前に、私のリハビリの現状を少し。リハビリと言うのは体の機能を取り戻すための効率的なトレーニングだと思えます。

 効率的な少ない運動量でより大きな効果を上げようとするわけで、実際にそれをやる側にとっては実に面倒かつ不愉快な作業?です。

 ただそういったことをやる場合、作業療法士さんの性格というかやり方が、結構やる気の部分に大きな影響があるなと感じます。
メニューを持ってきて、はいこれやって、次これやって、と指示を出すだけなら簡単ですが、やる気は失われます。

 その際「さあやりましょう」「いいじゃないですか」「また少し進歩しましたね」と言ってくれ、ある程度できたところで「お上手お上手」なんて褒めてくれると、なんだか小学生に戻ったような気分ですがやる気になります。患者への共感かなと思います。

 結局人間と言うのは、一人では孤独を感じる動物で、 共感、共鳴等をしてくれると、より連帯感が増し、仲間意識、(男女ならば恋心?)が芽生えるようです。

 タイの人たちはこういったことが自然に動作にあらわれるということかなと思います。まあ私がタイの女性と考えると、ゴーゴーの若い女の子たちが第一に浮かんできますので、多少実際とは異なるかもしれません。

 ただこういった職場で働いている子たちが、お金のためとはいえ、客である中高年のおじさんをその気にさせる語句や所作というものを実にうまく利用しているなと感じます。

 結局親密度は距離の関係や交わされる言葉、そして接触度合いで大きく左右されるのだと思いますが、横に座って手なんぞをさりげなくマッサージしながら、ちょっと上目遣いに「飲み物いいですか?」なんて言われたら、まあたいていの優しい男性は「うん、いいよ」ということになるのだと思います。

 このあたりの流れというかシチュエーションは、タイのゴーゴーでは実に自然。客はニコニコして飲み物を奢っていれば、献身的に接してくれる女の子の割合が多いということだと思います。

 なんでこんなことを考えたかと言えば、今現在私はリハビリをうけているわけで、この状況が実にゴーゴーと似ています。患者は動きにくくなった体を理学療法士さんに預けてしまえば、あとは気持ちの良いマッサージを受けることができます。

 結局何か気持ちの良いことをしてもらうハードルが、タイの場合は日本国内に比べてかなり低いということだと思います。

 

第353回 バンコクの就業構造

 寒い朝でした。リビングのファンヒーターの点火時の温度は2℃。エアコンも併用して、何とか我慢できる温度になるまで15分ぐらいかかりました。こういう朝を経験すると、冬場だけでもバンコクやハワイで暮らしたいなあとつくづく思います。

newsclip.be より

 バンコクでは不法滞在の取り締まりや罰則が少しずつ厳しくなっているようです。勝手に不法滞在をしていると、その期間によって以後入国禁止になるんですね。知りませんでした。

 そのことが分かっていても不法滞在をしている人はどういう人なんでしょうか?遊びすぎて所持金を使い果たした?しかし入国時に帰りのチケットは持っているようにも思います。

 異性関係も含めて、あまりに居心地がよく、ついつい先延ばしににしてしまったというのは、感覚的には分かりますが、だとすればきちんと出国してまた帰ってくればいいだけです。

 数か月前にも不法滞在者が捕まったという記事が出ていましたが、日本人らしき顔も写真に出ていました。ただ欧米人が圧倒的に多かったようにも思います。

 タイの労働者の就業実態も報告されています。労働人口は3916万人。勤労者数は3887万人だそうです。

 このうちの3分の1が農林水産業の第一次産業。15%が製造業。この数字を見ると私が小学校や中学校だったころ、社会科で習った日本の産業構造と同じように感じます。(数値はもちろん違っているかもしれません)

 ただ日本が高度成長期ともてはやされた時期に似ているものを感じます。あちこちに高層ビルが建築され、鉄道網や高速道路がどんどん作られていく時代です。

 タイでも、不便だと言われつつも、首都圏の鉄道網が拡大の一途をたどっています。こういった雰囲気に惹かれる気持ちもあるような気がします。

 今でこそ先進国の一員としてのステータスを誇る日本ですが、かつては同じような時代があったという認識は、タイの人と交流するうえで大切な気持ちだと思います。

 それを「遅れている」と揶揄する人もいるかもしれませんが、「がんばれよ」と応援するのが、アジアの仲間としての健全な気持ちであるような気がします。


 

第314回 バンコク市街のトゥクトゥクが今後増加します 

 朝から雨が降っていて、外は真っ暗。4時ごろ目が覚めたのかと思ったら6時半でした。朝食を食べ、息子を送り出し、食器洗いを終えようやく落ち着いたところです。

 この後午前中非常勤講師の仕事がない日は、いくつかのブログの更新作業。昼食後買い物に出かけて、午後は家庭菜園の世話やウォーキング、最近再開したフルートの練習をしていると、あっという間に夕食準備の時間になります。

 こんな生活をもう6年近く続けています。巷では老老介護の問題が噴出しています。それに比べれば私は大学生の息子の世話だけなので気楽なものですが、やはり同じことを延々と繰り返しているとストレスもたまります。

 そんなときのタイ旅行です。専業主婦の方が、「たまには温泉旅館で上げ膳据え膳を楽しみ、ゆっくり風呂に浸かりたい」という気持ちがよく分かります。

 私の場合はそれがバンコク旅行やハワイ旅行になっています。ただ国内の温泉旅館に比べると必要経費が多いのが悩みの種。しかし行かなければストレスはたまる一方だし、いずれ体が動かなくなったら、行こうと思っても行けなくなります。だからこそ、それまでに存分に楽しまないとという気持ちが強いです。

グローバルニュースアジアより

 バンコク市街で営業する三輪タクシー(トゥクトゥク)にあらたに565台の営業許可が出たようです。外国人観光客のためだそうですが、料金は交渉性で、タクシーよりも割高です。

 以前に比べると路上の排気ガスも減っているので、道が空いていれば快適なドライブを楽しむこともできますが、結構運転が乱暴な人もいます。名物の一つなので、一度は乗ってみても良いかもしれません。

 最近はこれをホテルから最寄りの駅までの送迎で使うことも多いので、まあそれに乗れば十分かなという気もします。

バンコクポスト より

 具体的な数字は分かりませんが、観光産業で働いている「ウェイター」「庭師」「清掃作業」「ベーカリー」「洗濯」等の仕事に従事している方々の低賃金、オーバーワークが問題になっているようです。

 もう片方でショッピングモールで富裕層の子弟と思われるカップルが、私でも高いと思うような和食を楽しそうに食べていますから、現場で働いている人から見ると穏やかな気持ちになれないだろうなという気がします。

 
 

第291回 バンコクのゆる~い雰囲気の癒し効果

バンコクポスト より

 パリで起きた同時爆発テロ事件、タイでもやはり気にしているようです。現在、タイ南部のマレーシアやインドネシアに隣接する地域でいくつかのテログループが活動を続けています。

 このグループがISと関係していることはなさそうですが、今後も厳重な警戒を続けて行くそうです。当然ながら、バンコク市街でも、年末にかけて、ともすればいい加減になってしまう所持品検査が厳しくなる可能性もありそうです。

 面倒なのがスーツケースを持っての地下鉄の乗車。改札前の所持品チェックで、律儀な係員はスーツケースを開けるように指示することもあります。

 こうなると公衆の面前で開けなくてはいけない事になりますから、まあ指示する方も気がとがめるでしょうが、開ける方も不愉快です。(かつて一度だけ経験があります)現状ではしょうがないとは思いますが、面倒この上ないです。

 ちなみにバンコク市街にはフランス大使館があり、周辺住民は献花に訪れていますが、同時にテロの標的になる可能性があると言う不安も若干感じているようです。

 気になったので場所を調べてみると、ルンピニ駅からサパーンタークシン駅方面に向かう直線道路「サトーン・タイ通り」の途中ですね。ルンピニ駅から600mぐらい。バンダラスイーツという日本人が良く利用するホテルの近くです。

 さて高級ホテルでランチと言うテーマで少し調べていたのですが、街歩きをしているとき、著名な駅の近くにはだいたい高級ホテルが建っているので、わざわざ調べなくても、そういったホテルに飛び込んでホテルの雰囲気を感じながら店を探すのも悪くないなと思うようになってきました。

 どこどこホテルの何とかと言うレストランでランチと決めてしまうと、それが足枷になって動きが制限されそうです。それより出かけたついでに、「歩くバンコク」の地図を見て、周辺にある高級ホテルと思われるところ飛び込んだほうが意外性があって面白いかなと思うようになってきました。

 結局私の好みは、計画は立てるものの、実際にはその日その日を気ままにあちこちフラフラするという旅行スタイルが一番似合っているようです。

 ただそう言う気持ちになれたのは、バンコクに5回以上来て、「バンコクという街は自分の我侭が通りやすいゆる~い雰囲気を持っているな」と感じた頃からです。

 トラブルがあっても、「まあこのぐらいならしょうがないか」と思える気持ちの余裕かもしれませんが、これは今の窮屈な日本社会ではあまり味わえないような心境であるような気がします。

 

第214回 バンコク郊外の路地に昭和を感じます

 爆弾事件の容疑者が逮捕され、最初は画像も鮮明ではなかったのに、どうやら偽造パスポート等が見つかったことで犯人の可能性が高くなり、画像も鮮明になりました。

 事前に公開されていた似顔絵と似ている部分もありますが、違うといわれればそれまでのような気もします。さらにその仲間が10人前後いるというニュースもありますから、現状は危険度が1割程度下がっただけで、まだまだ注意が必要だなと思います。

 ただ数学的にこういった爆発に巻き込まれる確率と、市街で交通事故に遭う確率を比べたら、後者の方が高いだろうなという気もします。

 このニュースを調べていた関係で「Newclip.be」を見ていたら、来年度のタイの国家予算額が出ていました。総額が2兆7200億バーツだということですが、日本円だと10兆円ぐらい。

 日本の国家予算は、収入面では借金だらけですが、だいたい100兆円ですから10倍の開きがありそうです。しかしタイの人口は6700万人ぐらいで、日本はその倍の1億2700万人ぐらいですから、国民一人あたりの予算を考えると、日本とタイでは5倍ぐらいの開きということになりそうです。

 そう考えると、国全体の物価はだいたい5倍ぐらい違うのかなと思われますが、バンコク市街を歩いている限り、その差は2~3倍程度のような気もします。

 つまりバンコク周辺が異常なほど物価高になっているのではないかということです。特に外国人観光客が集中するスクンビット通り周辺やタニヤ、パッポン周辺でこの傾向が強く、同じバンコク市街でも、そこから離れるにつれ物価も徐々に下がるように感じます。

 これはその昔、東京に人がどんどん集まってきた日本の状況とまったく同じだなと思えます。私が仕事を始めた当時の40年ぐらい前には、地方から中卒、高卒の若者がどんどん状況。「金の卵」と呼ばれていました。

 当時の私の月収が10万円ぐらい。タイでいえば2.8万バーツぐらいですが、ちょうど今現在のタイのサラリーマンの月収に相当する金額のように思えます。

 私がはじめてハワイに行ったとき感じたのは昭和の感覚ですが、今でもそういった懐かしさをバンコク郊外の建物の間の路地で感じます。だからこそ、何か惹かれるものがあるのかもしれません。