一人で彷徨うバンコクあれこれ

シニアのおじさんのバンコク放浪記?です

第554回 バンコクで食べる和食は、和食もどきが多い

 初めてタイに行ったとき、何を食べたらよいか分からず、路上の屋台の匂いに辟易し、結局日本の居酒屋風の店である、アソーク駅近くの居酒屋「花子」に落ち着いた思い出があります。

 その後も日本の居酒屋風店舗、中国料理系、和食レストラン、洋食、洋食パブの経験を経て、今はタイ料理レストラン、タイ料理食堂まで手を広げています。

 そんな中、タイには現在空前の日本食ブームが来ているような気がします。エカマイの「ゲイトウェイエカマイ」に行くとよく分かりますが中は和食ばっかりです。

 「こりゃあすごいや」と思って数回行く機会がありましたが、正直なところ和食と言いいつ、そこにはタイ料理文化が微妙にブレンドされているようで、「ありゃなんか違うぞ」という感想を持ちます。

 実は私はタイ以外でハワイも好きなのですが、やはりハワイでも和食、ラーメンブームが起きています。それじゃあというので、現地の人たちの間で有名な和食レストランに何軒か入ってみたことがあるのですが、やはりタイ同様「なんか違うな」という印象が強いです。

 まあ当たり前ですが、海外の和食はやはり和食もどきと本当の和食にはっきり分かれますね。タイで言えば和食もどきの代表格は「ZEN」という店でしょうか。何回か利用しましたが、タイの人が和食はこんな感じなんだろうとイメージする味に仕上がっているような気がします。

 似たような系列の店にFUJIというレストランもあります。食事時は常に混雑している人気店ですが、どちらかというと純粋な和食に近く、それほど激しい違和感はありません。

 さらにごく普通の庶民的な和食に近いのが「大戸屋」さん。味や盛り付けは日本からの直伝ですから、良い水準に達していると思います。ただし懐石料理のような和食をイメージするとがっかりします。

 というわけで、海外でなかなかおいしい和食にはありつけないという事を言いたいだけなのですが、こういったレストランも食事時になると地元の人が多数利用しています。

 所得水準が上がり、ちょっと外食でおいしいものを食べようと考える人が増えたんだなと思っています。そんな中、エコノミーな食事を目指す私や海外の庶民派は、地元のタイ料理食堂で食べる機会が増えるようです。

 私はまだ屋台ではたべたことはありませんが、いわゆるオープンエアの食堂のような店で食べる機会がどんどん増えています。体裁の整った和食レストランで、和食もどきの日本食を食べるよりは、地元の文化に根差した食事の方がおいしいなと感じるからです。

 その結果、和食レストランにはタイの地元のちょっと裕福な家族が押し寄せ、タイ料理食堂には欧米人や私のような日本人が押し寄せるという逆転現象が起きているような気がします。

 おいしいものを安くというのは万国共通だと思いますが、面白い現象だなと感じます。隣の食べ物はおいしく見えるという事なのかもしれません。
 
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