一人で彷徨うバンコクあれこれ

シニアのおじさんのバンコク放浪記?です

第357回 イサーン料理がおいしい

 埼玉県では雪が降らなかったようです。天気は快晴。隣の建物の屋根の上からようやく朝日が顔を出してきました。寒い朝です。

 ある場所に行って、そこの景観に惚れ込み、その場所をウロウロしているうちに、そこで暮らす人との交流も自然に増え、行動範囲も広がってくると、今度はその地域の食べ物や文化、歴史に関心を持つようになります。

 バンコクに初めて行き、不安な気持ちでドンムアン空港に降りて最初に感じたのが匂い。得体のしれない、当時ははっきり言って不愉快に感じた匂いが空港に満ちていて、「なんちゅう場所だ」と思いました。

 ただその匂いの間に、南国特有の香りもわずかですが感じられた事が救いでした。薄暗い空港内を歩いて、なんとかイミグレを抜け、出口と思われる場所に行くと、浅黒い肌で目だけが妙にギョロギョロしている人たちが多数集まっている光景に出くわし、「おっかねえ~」と思って腰が引けました。

 要するに、送迎のために集まっている人たちなのですが、ともかく数が多くて、しかも中東系のこれまで出会ったことがない顔立ちの人が多いため不安になったのだと思います。

 人間と言うのは、初めての経験というものに対して、常に防衛反応がはたらき、「本当に大丈夫か」と確認しながら少しずつ前に進む傾向が強いです。

 このあたり、若い人ならがむしゃらに突っ込んでしまうところもあるのかもしれませんが、年を取って世間の怖さや辛さを知ってしまうと、ますます慎重になるような気もします。

 ましてやツアーでもなく、グループ旅行でもなく、一人だけの旅行となると、何か問題が発生したら自分だけで解決するのが基本になりますから、慎重になって当たり前だと思います。

 ともあれ不安とある程度の恐怖感で始まったバンコク旅行ですが、今はBTSやMRTの車内で当たり前のように日本語の文庫本を広げて読みふけり、動物的な勘で降りる駅が近づいたことを察知しますから、ずいぶん旅行形態も変わったなと思います。

 そんな中でのタイの料理、特にイサーン料理がおいしいなと感じるのは実に不思議です。とはいうものの、この地方独特の昆虫料理はさすがにまだ食べる気が起きません。

 かつてオーストラリアのケアンズに行ったとき、生きたアリを食べたことがありますが、これは相手がかなり小さいので何とか恐怖感と不快感を克服できました。

 しかしナナプラザ前で時々昆虫の屋台が出ていますが、相手はかなり大きい。日本でも蜂の子を食べる地方もありますから、毒ではないと思うものの、やはり手は出ません。ただソーセージや野菜系の料理は本当においしいと思います。
関連記事

 

コメントの投稿

URL
コメント
パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する